亮がいきなり声を出すので振り返ると







葉「・・凪」







凪が、ロボットが初めて動くかのようにゆっくりと目を開けた。









一瞬、時が止まった気がした。







巧「あ・・先生。先生呼んでくるっ」







巧の声で我に返った。







葉「あ・・な、ぎ。大丈夫か。」








驚きのあまり頭が思うように働かなくて、その言葉しか出なかった。








亮「凪ー凪ー!!うれしいーー。良かったね?葉!」






亮が俺を見るために後ろを振り返る。





ああ、振り返るな。







ダメだよ、亮。










亮「・・葉?」