孤独総長×全国三位の暴走族【完】





凪「わかってるでしょ?ねえ」






闇「っ…」







凪「静はどこ…」









闇「一番…奥」




拳銃を下ろし、戦意喪失したと思われるお兄ちゃん。






凪「1番奥の部屋、ね。」





私は、お兄ちゃんを殺したい。



お兄ちゃんもまた、私を殺したい。




こんな兄妹他にいないな。




お互いを殺したい兄妹なんて…。





でもそれは、2人とも「大切な人」のため。







これが双子、の証だったりして。





でも今、大切なことは静を助けること。







拳銃をお兄ちゃんの手の中から取り、この部屋を出た。








闇「静は俺の…だから。」