孤独総長×全国三位の暴走族【完】




凪「こんなことしても無駄。お母さんお父さんが悲しむだけ。私達、たった2人の家族…だよ」







この世にいるのはたった2人だけなの。






彗も「今のお父さん」も「今のお母さん」も血は繋がってない。








私と秦ちゃんだけなんだよ。








凪「…秦ちゃんやめよう」









闇「お、れは、お前が憎くて…ずっと」






凪「私は秦ちゃんが居たから…ずっと」







〝生きてきた〟






私はお兄ちゃんの拳銃を握った。






凪「やっぱり似てる。…私達」






お兄ちゃんにニコッと笑った。






2人の思い方は違うけど、それぞれを思って今まで生きてきた。