孤独総長×全国三位の暴走族【完】


凪side


火事の後、お葬式して児童養護施設に行って別々で預けられて私達は再会するまで全く会わなかった。



でもたまに聞く秦ちゃん…お兄ちゃんの生活を聞かされて離れてても全然寂しくなかった。




彗もいたし…仲間も出来たから。




お兄ちゃんが元気だよって聞く度嬉しかったのは私だけだったんだね。







その前に、私を憎んでるなんて全く思いもしなかった。





あの場にいなかったお兄ちゃんは、私が大好きなお母さんお父さんを殺したとそう思うしかないとは分かっている。







でも、









だからこそ、











お兄ちゃんにお母さんお父さんが悲しむことはやめて欲しい。