孤独総長×全国三位の暴走族【完】




それからはもう一瞬の出来事で、すぐ私達の周りはもう火の海で全員が無事脱出出来る時間はなかった。









母「いい?凪、秦ちゃんを宜しくね」



父「2人で、いい人生を送るんだよ」





2人が何を言っているのか分からなかった。






顔が炭で真っ黒になった母の手の中から私は離された。





「お母さ…」






スローモーションのように見えた。








ボフッと落ちたのは巨大なエアマット。







救急車も消火活動を始めていて…。






でも、お母さんお父さんがついさっきまでいた所がガラガラ崩れていった。









凪「お母さん!!お父さん!!」






ボロボロとおちる涙。







凪「うぅ…」







秦「凪…なにこれ」