私達は、リビングが二階にあり、私とお母さんとお父さんはリビングにいた。
だからかな…。
なにか異変に気がついた時には、もう、手遅れで…。
父「ん、なんか、焦げ臭くないか?」
母「そうかしら?鼻炎だから分からないけど。そういえば、何か煙いわね。どこかの故障か何か?」
凪「秦ちゃんいつ帰ってくるんだろ。ちょっと見てくる!」
私がそう言って一階の玄関に行くと、
「え…」
階段から赤い光…火が見えた。
凪「お母さん、赤い火が…」
母「え?」
一階がもう、火の海で逃げ場がなくなっていた。
二階にも煙が押し寄せていた。


