孤独総長×全国三位の暴走族【完】



私は、新しい仮面を外し浅見の顔を見た。








闇「れっきとしたお前の双子の兄…そう言いたいのか?」







凪「さすが…お兄ちゃん」









闇「なんだ今更、お兄ちゃんなんて今まで1度も言ったことなかっただろうが。」






確かに、昔は「お兄ちゃん」じゃなくて「秦ちゃん」だったもんね。







凪「…ねぇ、いつも私はお兄ちゃんの真似ばっかしてたよね。」








悪さをする時も楽しむ時も、一緒にしてた。







凪「覚えてる?」







楽しかったよ、






あの頃は。








でもね、


私を憎むほどお母さんお父さん大好きなように





お兄ちゃんを憎むほど私は柚琉と彗が大好きだった。






お兄ちゃんが静を譲れないのと一緒で








私も静が譲れない。