私が教室に入るとドッと笑いが起こった。 それはそうだろう。 仮面にフードを被った女が目の前に居るのだから。 人と何かが違うと人は笑う。 別に笑われても心に響かなかった。 そんなに私の心は冷めたのか と思った。 帝「・・静かにしろ。・・真角、自己紹介」 佐田先生にそう言われ私は喋りたくない心を押し潰して口をゆっくりと開いた。 凪「真角冷」 とても低い声が出た。 その声で一気に教室の空気が冷めた。