でも、凪は足が速い。 俺は特に足が速いってわけじゃないからすぐに凪を見失ってしまった。 凪の行き先さえ分からない。 また逃げられた。 「どこいったんだよ…」 なぁ、凪、次はどこに姿を消すんだよ。 俺は、俺らはあの小さな背中を探せるのか? いや、絶対探し出して見せる。 そして、 凪と蓮がいた一稟にいたあの頃に戻りたい…。 俺の思いは風に乗せられて流れていった。 巧side終わり