ヴーヴー 携帯を開くと画面に蓮と書いてあった。 蓮『もしもし凪ー?』 凪「何?」 蓮『静見つけたー?』 凪「いや、見つけてない」 蓮『今何処にいるの?』 凪「●×町」 蓮『そこまで走ったの!?ここから5キロぐらい離れてるよ』 凪「だから何」 蓮『……あ、そうそう。なんかね、葉たちが、こっちに戻ってこないか。って言ってるだけど…』 遠慮気味に言う蓮。 黙っていると 蓮『もう、逃げるのはやめよ?葉たちが寂しがるよ。僕だって…』 途中で途切れた声。 震えた声。 ねぇ、蓮 私は… 私だって…