私はたっちゃんに向かい合わせになるように座った。
達「えーっと、まず、この学校の名前は知ってる?」
凪「...」
達「それは、否定・・か。此処は、嵐奏学院-ranso gakuin-。まぁ・・一言でいえば不良校だな。此処に全国3位の怜竜がいる。怜竜以外は全員チンピラとかばっかだから怜竜が仕切ってる。そのおかげで、学校のガラスにヒビとかなかっただろ?」
怜竜・・・。
あのさっき助けられた金髪男も怜竜?
達「・・安心しろ。兄さんには言ってねぇし、凪が此処に居ることは俺と蓮以外誰も知らないから。」
ニコッと笑うたっちゃんは兄の黒海と似ていた。


