ミナミで11時に待ち合わせ。
あたしは普段よりも少し丁寧に化粧をして、持っている洋服の中で1番大人っぽく見えるものを選んだ。
「おーい!」
あたしの姿を見つけて手を振る香は、今日はベージュの膝丈のスカート、黒色のキャミの上には、同色のジャケットを羽織っていた。
「香の服かわいい!」
もう今日のあたしは、前みたいに気にしたりはしない。
だって今からあたしも、華麗に変身するのだから。
「へへ、ありがと。ほな行こっか」
二人で上機嫌で歩き出す。
「あ、でもさ…」
「ん?どうしたん?」
少し足を緩める香に、あたしは財布の中のお金と、この前の1万2千円のTシャツを思い浮かべた。
「あんな、この前行ったお店めっちゃ高かったやん?やっぱりそれくらいするもんなん?」
「あーあれ、あの店は高いし、安い店もあるで!」
心配するあたしを吹き飛ばすように、香は明るく答えた。
あたしは普段よりも少し丁寧に化粧をして、持っている洋服の中で1番大人っぽく見えるものを選んだ。
「おーい!」
あたしの姿を見つけて手を振る香は、今日はベージュの膝丈のスカート、黒色のキャミの上には、同色のジャケットを羽織っていた。
「香の服かわいい!」
もう今日のあたしは、前みたいに気にしたりはしない。
だって今からあたしも、華麗に変身するのだから。
「へへ、ありがと。ほな行こっか」
二人で上機嫌で歩き出す。
「あ、でもさ…」
「ん?どうしたん?」
少し足を緩める香に、あたしは財布の中のお金と、この前の1万2千円のTシャツを思い浮かべた。
「あんな、この前行ったお店めっちゃ高かったやん?やっぱりそれくらいするもんなん?」
「あーあれ、あの店は高いし、安い店もあるで!」
心配するあたしを吹き飛ばすように、香は明るく答えた。



