その週は、特に変化もなく、週末が楽しみで仕方がないあたしは、早く時間が過ぎないかとと、ひたすらそう思って過ごしていた。
周りでは、あたしの大事な人達が、悩んでいたのに。
あたしはいつだって自分の事でいっぱいいっぱいで、それに気付くのが遅いんだ。
哲平とはメールや電話のやり取りをしながら、今週の日曜日は久しぶりに会う約束をした。
香と買い物に出かけるのは、土曜日。
あたしは哲平の驚く姿を想像して、一人でニヤけていた。
奈美はと言えば、この前の飲み会の後、気にかけていた先輩の家に、泊まったらしい。
見かけによらず大胆な奈美に驚きながらも、彼女がいるのに大丈夫かなんて事は、あまりに奈美が幸せそうに話すので、何も言えなかった。
そんな毎日を過ごしながら、ついに待ちわびていた週末を、迎えようとしていた。
あたしは入学祝いにもらったお金を取り出した。
両親や祖父母、親戚達にもらったお金。
バイトをしだしたら、そのお給料と合わせて、パソコンを買おうと思っていたけど。
一気に洋服代に消えてしまう事に、少し心を咎めたが、でもこれは絶対自分にとって、必要な使い道なんだ、と言いきかせた。
周りでは、あたしの大事な人達が、悩んでいたのに。
あたしはいつだって自分の事でいっぱいいっぱいで、それに気付くのが遅いんだ。
哲平とはメールや電話のやり取りをしながら、今週の日曜日は久しぶりに会う約束をした。
香と買い物に出かけるのは、土曜日。
あたしは哲平の驚く姿を想像して、一人でニヤけていた。
奈美はと言えば、この前の飲み会の後、気にかけていた先輩の家に、泊まったらしい。
見かけによらず大胆な奈美に驚きながらも、彼女がいるのに大丈夫かなんて事は、あまりに奈美が幸せそうに話すので、何も言えなかった。
そんな毎日を過ごしながら、ついに待ちわびていた週末を、迎えようとしていた。
あたしは入学祝いにもらったお金を取り出した。
両親や祖父母、親戚達にもらったお金。
バイトをしだしたら、そのお給料と合わせて、パソコンを買おうと思っていたけど。
一気に洋服代に消えてしまう事に、少し心を咎めたが、でもこれは絶対自分にとって、必要な使い道なんだ、と言いきかせた。



