「かっこいいって言ってた先輩はどうなんさ?」
「あ〜、彼女いるねんて」
カフェオレのストローを指ではじきながら、奈美はピクリとも表情を変えずに答えた。
「そっか〜」
「ん、でも上手くいってないみたいやし。まだチャンスはあるやん?」
そう言って笑った奈美に、ドキッとする。
奈美はそんなにも、先輩の事が好きなんだろうか。
彼女がいても、すごく好きで、諦められないなら、仕方のない事だけど。
でもさっきの笑った顔からは、そうは思えなかった。
いつもの奈美とは、違う人のように思えた。
ブーッ、ブーッ…
「未来は幸せそうやな〜」
そう言って、携帯を開くあたしを見つめて笑う奈美は、もういつもの笑顔に戻っていた。
あたしの気のせいかな…
「あ〜、彼女いるねんて」
カフェオレのストローを指ではじきながら、奈美はピクリとも表情を変えずに答えた。
「そっか〜」
「ん、でも上手くいってないみたいやし。まだチャンスはあるやん?」
そう言って笑った奈美に、ドキッとする。
奈美はそんなにも、先輩の事が好きなんだろうか。
彼女がいても、すごく好きで、諦められないなら、仕方のない事だけど。
でもさっきの笑った顔からは、そうは思えなかった。
いつもの奈美とは、違う人のように思えた。
ブーッ、ブーッ…
「未来は幸せそうやな〜」
そう言って、携帯を開くあたしを見つめて笑う奈美は、もういつもの笑顔に戻っていた。
あたしの気のせいかな…



