高2の夏休み。
部活帰りに、学校近くのスポーツ用品店で、新しいバッシュを探していたあたし。
最終的に2つにまで絞り込んだものの、未だに決め兼ねていた。
こんな事なら、幸子に付いて来てもらえば良かった。
優柔不断な自分に、ため息をついた時だった。
「こっちの方が良くない?」
ふいに聞こえた声に、慌てて振り返ると、そこには人なつっこい笑顔の、彼がいた。
「あ、うん…」
いきなりの事にびっくりしたあたしは、そのまま彼の指差した方のバッシュを持って、逃げるようにその場を立ち去り、レジへと向かったっけ。
部活帰りに、学校近くのスポーツ用品店で、新しいバッシュを探していたあたし。
最終的に2つにまで絞り込んだものの、未だに決め兼ねていた。
こんな事なら、幸子に付いて来てもらえば良かった。
優柔不断な自分に、ため息をついた時だった。
「こっちの方が良くない?」
ふいに聞こえた声に、慌てて振り返ると、そこには人なつっこい笑顔の、彼がいた。
「あ、うん…」
いきなりの事にびっくりしたあたしは、そのまま彼の指差した方のバッシュを持って、逃げるようにその場を立ち去り、レジへと向かったっけ。



