一通り話し終えたあたしに、哲平は納得してくれたのか、「そっか、疑ってごめんな」とだけ言って、今日の会う場所と時間を指定してきた。
それは、ミナミの戎橋近くにあるツタヤだった。
何か買いたい物でもあるのかな。
少し不思議に思ったけど、あたしは自分のした事を許してくれた哲平に対して、今日は哲平に付き合おうという気持ちで、「分かった」とだけ返事をして、電話を切った。
哲平の声は、最後まで低いままだった。
そういえば、仕事の話を聞いていない。
それが原因かな?
そんな事を考えながら、準備を済ませ、ミナミまで向かった。
その後に待ち受ける事実を、あたしは何も知らないで。
ただただのんきに、念入りにメイクをして、髪の毛をセットして、哲平に会える事を楽しみにしていた。
ねぇ、あたしはそこまで、哲平を苦しめたのかな?
一晩の間に哲平が決意した事は、あたしがあの時会いに行ってれば、何か変わってたの?
この一ケ月間に、あたしに思いやりがあれば、こんな風にはならなかったの?
やっぱり嫌な夢に限って、正夢になるんだ…
それは、ミナミの戎橋近くにあるツタヤだった。
何か買いたい物でもあるのかな。
少し不思議に思ったけど、あたしは自分のした事を許してくれた哲平に対して、今日は哲平に付き合おうという気持ちで、「分かった」とだけ返事をして、電話を切った。
哲平の声は、最後まで低いままだった。
そういえば、仕事の話を聞いていない。
それが原因かな?
そんな事を考えながら、準備を済ませ、ミナミまで向かった。
その後に待ち受ける事実を、あたしは何も知らないで。
ただただのんきに、念入りにメイクをして、髪の毛をセットして、哲平に会える事を楽しみにしていた。
ねぇ、あたしはそこまで、哲平を苦しめたのかな?
一晩の間に哲平が決意した事は、あたしがあの時会いに行ってれば、何か変わってたの?
この一ケ月間に、あたしに思いやりがあれば、こんな風にはならなかったの?
やっぱり嫌な夢に限って、正夢になるんだ…



