華菜side←ヒロイン

ピピピピッピピピピッ……
朝から部屋に耳障りな音が鳴り響く。

「ぅう〜……うるさいぃ〜…どこやねん時計ー…」
枕に顔を埋めながら手を伸ばし時計を
探す。…が、バランスを崩してベッドから落ちた。

ドスンッ

「おぅっまいっがっ!!いった!!うっざ!!時計死ね!あ、ほんまに死んでる。」

なんと時計も一緒に落ちたらしい。
しかも割れてもーた。


「今日から高1か〜…春休みめっちゃ短かったな…もっとゲームしたかった…はぁ…」

てかほんまよう受かったなあたし。

~♪~♪
あ、LI〇Eや。綾(aya)かなー
そう思ってケータイを見ると画面には予想通り【 彩 】の文字。

朝からなんやねん…眠いのに……今は友情より睡眠やろ…

とか心の中で文句を言いつつもケータイを開くワタクシ。ほんまええやつやなあたしって。←←

『ーいつまでねてんの!?もう8時半!!!入学式やのに遅刻すんで!!あと10分しか待たんからな!!ー』

は?なんや、寝起きで目かすんでんのかな…8時半に見えたわ…

うん、ありえへん。と、目をこすってからケータイを見るも相変わらず8時半の文字が。

「うそおおおおおおおお!!!!」
ありえへんありえへんありえへんありえへんありえへん!!!

ほんまお母さん恨む!!なんで起こしてくれへんねん!!
そんなことを心の中で叫びながら慌てて制服に着替える。

こんな感じであたしの新しい学校生活が始まった。 v(´-ι_-`)v