LEGEND GIRL 1


〈リン・守・恵サイド〉

守・恵「「リンちゃーん!着いたよ?」」


…ここが、双子の家?



すごく大きいわね。
外国のお城みたい。



守「リンちゃん~、行こぉ~」

恵「はやくっ!はやくっ!」

『ちょ、ちょっと待ってください!』


右手を守、左手を恵が引っ張る。


あんまり、ひっぱらないでよ、転びそうじゃない…


守・恵「「僕たちの家へようこそ~!」」


玄関へはいると、メイドが4人と執事が1人並んでいた。


執事・メイド「「「「「おかえりなさいませ。守様。恵様。」」」」」」

守・恵「「ただいま」」

守「あれは?届いた?」


メイド①「守様、先ほど届きました。」


執事「恵様、そちらの方は…」

恵「僕たちの、大事なお客様だよっ!」

執事「かしこまりました。」

メイド①「お荷物をお持ちします。」

『ありがとうございます。』

メイド②「では、お客様は、こちらの方にどうぞ、お着替えをご用意しております。」



ん?お着替え?


『え、あの。お着替えって…』


守・恵「「じゃあ、任せたよ!」」


メイド②③④「「「かしこまりました。
では、どうぞこちらへ。」」」



そして、メイド3人から部屋に連れて行かれた。



メイド②「では、こちらにお着替え下さい。」


…いや、着替えて下さいって、

これは、




ドレスじゃない?

メイド④「先ほど、イギリスの方から取り寄せて届いたばかりなんです!」


メイド③「さぁ、お嬢様。こちらに、早くお着替えくださいませ。」



…はぁ、着替えればいいんでしょ。


そして、私は嫌々ドレスに着替えた。


メイド④「まぁ!素敵!スタイルもよくて、顔もお綺麗で…羨ましいです!」


メイド③「では、お次はメイクを…いや、お嬢様の場合はあまりしなくてもいいですね。」



メイド②「では、こちらへ。守様と、恵様がお待ちでございます。」


…やっと終わった。


疲れたわ。もう、帰ってもいいかしら?



そう思いながら、守と、恵のところにいった。