LEGEND GIRL 1

それに、私は喧嘩も強いの。
だって人を殺すんだから喧嘩も強くなきゃダメでしょ?


まぁ、喧嘩は世界でSランクだけどね。


あ、Sランクっていうのはね、私たちの世界、いわば組とか、暴走族とかの中で、喧嘩ランクがあるの。


Sランクは、世界で3人しかいない伝説の存在で、喧嘩がめちゃくちゃ強いの。
そして、3人の耳には赤いピアスがつけられているのよ。

もちろん、私もついているわ。Sランクですもの。


次に強いのが、Eランク。
組長の人のほとんどがEランクね。

あ、でも、カナトはEランクなの。
組長じゃないけど、組長レベルだからEランクだと、組長はいっていたわ。


次が、Dランク。
暴走族の総長や副総長、組だと組員とかね。


その次がCランク。
暴走族の幹部や、組だと、組の下っぱがCランクね。


次のBランクは、暴走族の下っぱね。



そして、Aランクは…
クズね。

あ、ごめんなさい。言い方が悪かったわ。Aランクはね、落ちこぼれの奴らのことを言うの。


喧嘩がダメとかじゃないの。
薬や、レイプ、殺しなどを楽しんでる奴らのことよ。


中には、Dランクや、Cランクの実力をもつものもいるわ。

でも、人として、外れたものが普通のやつと同じだなんて、ありえないでしょ?




そして、私の仕事はAランクのクズどもを排除…殺すこと。


時々、言われるの。お前らもAランクじゃないのか?人を殺してるのに、なぜAランクじゃないのか?…ってね。





でもね、私の殺し屋の仕事を楽しんでやってると思ってる奴らがそういうことをいうのよ。


そういう風に見えているのかしら…


私は、人を殺すことを好きでやってるわけじゃないわ。



でも、私が殺さなきゃ…皆を、大切な人を守れないもの…




たとえ、私が悪に染まろうと…





周りからどう見られようと、なんと言われようと…




私は、殺し屋であり続けるわ。





大切な人を…守るために…