LEGEND GIRL 1

??「どうぞ、お座りになって。」


『失礼します…』


??「では、改めて、守と恵の母親の千穂(ちほ)です。そして、こちらが私の夫の誠(まこと)です。2人の父親よ。」


誠…?あぁ、この人が…

『桃原グループの社長さんですね。
桃原グループさんにはお世話になっています。』

誠「…もしかして…リンちゃんって暁 リンちゃん?」


『はい…私をご存知ですか?』



誠「もちろんだよ!おじさんを覚えてないかい?リンちゃん家に遊び行くと僕のとこによく飛びついてきてくれたんだが…」


『…まーくん?まーくんですか?』



誠「あはは!そうだよ!まーくんだよ。いやぁ、懐かしいなぁー!こんなに、綺麗なお嬢さんになっているだなんて…おじさん嬉しいなぁ。」




『…じゃあ、まーくんの奥さんって…ちーちゃん?』



千穂「まぁ!私のことも覚えててくれたのね!!嬉しいわぁ!さっきは、びっくりさせてごめんなさいね…」



『うわぁ!2人とも久しぶり!
まーくんはも、ちーちゃんも、全然分からなかったよ!』


小さい頃、家にあまりいなかった親父…いや、父のかわりにいつも一緒にいてくれたのが2人だった…


千穂「そうだったのね、私もドアを開けたらびっくりしたわ~!とっても可愛らしいお嬢さんが2人と一緒にいるんですもの!どこかの国のお姫様を連れてきたのかと思ったわ~!本当に可愛くて、可愛くて…」



誠「お母さん、少し落ち着いて…リンちゃんも困っているよ。」



千穂「あら、私ったら…///」


『ふふふ。おしゃべりさんなところは変わってないわね…あと、なんで、まーくんは、ちーちゃんのことをお母さんって呼んでいるの?昔は…』



千穂「あっ!あっ!そ、そういえば~!守と恵とは、どういう関係なの?」


…なるほどね。子供の前では…ってことね。


2人とも、ラブラブなところは今も昔も変わってないわね。



守「リンちゃんと僕たちは同じクラスなんだ~!」



恵「そして、リンちゃんのお兄さんも僕たちと同じ双子で弟もいるんだっ!そのお兄さんと弟も僕たちと同じクラスで、王龍に入ったんだよっ!」



千穂「まぁ…そうなの…。」



守「…?お母さんどうしたの?」



??「だって、あなたたちが熱心に話すものだから…少し嬉しくなっちゃって…」


恵「どーしてっ?」


千穂「うふふ。だって、あなたたちがこんなに熱心に話すの初めて見たんですもの。なんだか、嬉しくて、嬉しくて…」


守「…べつに、熱心に話してなんか…///」

恵「…そ、そーだよっ!///」


ちーちゃん、嬉しそう…