キミの心に届くまで



どうやら片桐は、スマホでゲームをしているらしい。


カートゲームをしているのか、スマホを横向きに持って右や左に動かしている。



だよね。


あたしの話なんて、誰も聞いてないよね。


いいんだ、ただポロッと出たような言葉だったし。


答えを求めていたわけでもない。


片桐にそれを求めるのは間違ってるよね。



「別にいいんじゃねーの?」



人2人分くらいの距離を空けて隣に座ろうとした時、ぶっきらぼうな声が聞こえた。