キミの心に届くまで



本当はわかってる。


あたしはただ……すずが妬ましかっただけ。


のほほんと生きてるすずが、出会った時から気に入らなかった。


ドジをしても笑顔で許してもらえて、甘えたようにお願いすれば聞き入れてもらえる。


生きて行く上で重要なスキルを身につけているすずに、どうしようもないくらい嫉妬していた。



明らかにあたしより劣っているのに、なんですずばっかりって。


あたしの方が勉強も出来るのにって、本当は心のどこかですずを見下していたのかもしれない。