それから1週間が経っても、相変わらずな日々を送っていた。



クラスでは完全に浮いてしまい、心配そうに声をかけてくれていたすずも最近じゃ話しかけて来ない。



時々目が合うと、思いっきり困ったような顔をしてあからさまに視線を外される。



隣の派手な女子グループに加わったすずは、彼女達と常に行動を共にしていた。



だから、これで良かったんだと自分に言い聞かせる。



仕方ないよね、どうすることも出来ないんだもん。


心の奥底で何かがチクッと痛んだけど、考えないように頭を振った。



ーーギィィィィ



ずいぶん肌寒くなって来て、曇っていると昼間でもひんやりする屋上。