幼なじみの溺愛が危険すぎる。

翌日、朝ごはんの時間になっても玲音はうちにやって来なかった。


「玲音、朝ごはんどうしたの?」


学校に着くと、先に教室に来ていた玲音に訊ねたけれど、

玲音は目も合わせてくれないまま黙って教室から出て行ってしまった。



「りり花、玲音くんとケンカでもしたの?」



玲音とのやりとりを見ていた沙耶ちゃんが目をしばたかせた。



「ううん」


ケンカしたつもりはないんだけどな…



「…反抗期ってさ、高校生になってもあるのかな?」


玲音の机をぼんやりと見つめる。


そういえば中学の頃、玲音の様子がこんな風におかしくなったことが一度だけあった。



「単なるフツーのケンカでしょ?」



「……ケンカ?」




「そもそも、幼なじみに反抗期…なんて聞いたことないから」



「そっか…」