幼なじみの溺愛が危険すぎる。

「大丈夫かなぁ…」


赤く腫れている颯大の左の足首をじっと見つめる。


「このくらいいつものことだから大丈夫だよ」


「次の大会で上位狙ってるんだもん。

万全のコンディションを整えておかなきゃだめだよ。

テーピングきつめに巻いておくからあとで調整してね?」


「……道場出たときにはそんなに気にならなかったんだけどな。

つうか、テーピングくらい自分でできるから大丈夫だって」



「いいからじっとして!」



腫れている颯大の左の足首に湿布を貼り、テーピングを巻いた。


「早く治るといいね」


思わず呟くと、颯大が私の頭をポンポンと叩いた。


「大丈夫だって。りり花、心配しすぎ。空手にケガはつきもんだろ。

道場から離れすぎて忘れちゃったか?」


そう言って、颯大がソファから立ち上がって帰ろうとしたその時

颯大がグラリとバランスを崩した。