翌朝、玲音はいつも通りの時間に朝ごはんを食べに来た。
「りりちゃん、お腹すいた〜!」
あくびをしながらいつもの席に座った玲音を見て、ホッと胸をなでおろした。
良かった。
いつもの玲音だ。
「りりちゃん、今週は帰りが遅くなるから先に夕飯食べちゃっていいからね?」
「最近部活、忙しいの?」
「うん」
いつものようにニコニコと笑っている玲音を見て、肩のちからが抜けた。
制服に着替えた玲音のネクタイを結びながら玲音に訊ねる。
「こんなにしっかり結んでるのに、
どうしていつもほどけちゃうんだろう?」
「どうしてだろうね?」
クスクスと笑っている玲音に首を傾げる。
卒業までには自分で結べるようになって欲しいな……



