幼なじみの溺愛が危険すぎる。

「じゃ、送ってくれてありがと」


マンションのエントランス前で立ち止まり

颯大にペコっと頭を下げた。




「りり花に蹴り上げられるチカンが気の毒だから送っただけだよ」


「ムカつくっ!」


「くくっ。ホント、お前、相変わらずだよな。

いつでも相手してやるから、また道場来いよ?」



「うん、時間のあるときにまた顔出すね」


と、笑顔を見せて油断した颯大に拳を握った片手を素早く突き出すと、

笑いながら片手で止められた。



「りり花、俺のこと甘くみすぎ」


「くぅ!」


そのまま颯大を軽く突いたり足掛けをしてふざけていると、玲音が帰ってきた。