「りりちゃん、急にどうしたの?」


玲音がゆっくりと顔をあげた。


「私達、今のままでいいのかなぁ…なんて思っちゃってね。 だって、私達もう高校生なんだよ?

玲音も自分のことは自分でするようにして
彼女でも作って、
フツーの高校生らしく楽しんでみたらどうかな?」


「りりちゃん、いきなりどうしたの?
俺はこのままでいいよ?」


キョトンとした顔をしている玲音を
じっと見つめる。


うーん…
ホントにこのままでいいのかな……