幼なじみの溺愛が危険すぎる。

薄い掛け布団をめくり、

ニコニコとベッドに手招きしている玲音を思い切り睨みつける。



「こっちは本気で心配してるのに、どうして玲音はいつもそうなの?!

どれだけ心配したと思ってるの?!

血がいっぱい出て、ホントに死んじゃうかと思ったんだよっ?!」


「じゃ、りりちゃんに責任とってもらうってことで♡

ほら、早くベッドにおいで♡」



「……こんなときまで、そんなこと言って…」


ものすごく…ものすごく心配したのにっ!


怒りに震えてガタンと椅子から立ち上がると
途端に玲音の顔色が青ざめた。



「り、りりちゃん?!ま、まさか……

あの、俺、まだ絶対安静っていうか…
さっき頭縫ったばっかりだし、

平手でもさすがにマズイつうか…

むしろ、材木よりりりちゃんの拳の方が痛いっつうか……

だ、だから……」


………怒りに任せてぐっと握った拳を玲音の目の前に振り上げると、


玲音がぎゅっと強く目をつぶった。