幼なじみの溺愛が危険すぎる。

「ちょっとは俺のこと、心配してくれた?」



「ちょっとじゃないよっ。

すごく、すごく…心配したっ…


玲音に…なにかあったらって思ったら…怖くてたまらなかった…

私のせいでこんな大ケガさせて、本当にごめんなさい…」




震える手で玲音の手のひらをぎゅっと握ると

玲音が小さく笑った。




「心配かけてごめんな?」



そう言って玲音はもう片方の手のひらで私の頬を包んだ。



頬に触れる玲音の手のひらの温かさに肩のちからが抜けていく。


良かった……


玲音が、無事で…良かった……



すると、玲音は夕闇の混じり始めた空を窓越しに見上げた。




「りり花、暗くなってきたからそろそろ帰ったほうがいい。

りり花がここにいること、おばさんは知ってる?」




「お母さんには連絡してあるから大丈夫。

今日はずっとここにいる。

玲音と一緒にいるよ」



「ずっと?」



「……うん」




「一生?」




「…………」





「…………」




ものすごく気まずい沈黙が病室を包む。