幼なじみの溺愛が危険すぎる。

担当のお医者さんが病室から出ていくと、


玲音がゆっくりと目を開いた。



「り、り…花?」




「玲音?!大丈夫?!

ここがどこかわかる?」




「りり花…ケガ…は?」




「私はケガなんてしてないよっ。

それより玲音、頭、痛くない?!

気持ち悪くない?!大丈夫?!」




「ちょっと頭痛いけど、このくらい大丈夫」



「私のせいで、玲音に…こんな…ひどいケガさせて……ごめんね。

本当にごめんなさい…」



「別にこのくらいなんでもないよ。

それより、りり花にケガがなくて良かった」



そう言って青白い顔をしながらも

ニコニコといつもと変わらぬ笑顔を見せた玲音に思わず声を張り上げた。



「玲音のバカっ。


こんな大怪我して、どうしてそんなふうに笑っていられるの?!


もしかしたら、死んでたかも…しれない…ん…だよっ?! 」



「だって、りり花は無事だったんだろ?」



「頭、6針も縫ったんだよ…

血がいっぱい出て、玲音が死んじゃうかもしれな…いって…思って……」




「りり花が無事ならそれでいいよ。

ほら、俺の場合、いつもりり花に殴られてるから耐性あるし」




「……材木の下敷きになったんだよ?

大丈夫なはずないじゃん……」




ボロボロと溢れる涙を玲音の指先がすくった。