幼なじみの溺愛が危険すぎる。

「あらら?玲音クンはどうしてそんなに怯えたお顔してるのかな?

なにか心当たりでも?

あ、もちろん、さっきキスしてきたことも全く許してないけどね?」



「俺は、り、りりちゃんの笑ってる顔がす、好きだなぁ……」


「私は玲音が痛みに堪えて泣いてる顔が好きかな♡」


一歩、一歩後ずさる玲音のネクタイをグイっと握る。



「ちょっと玲音に確認したいことがあってね?

あのね、玲音。

いったい"如月先輩"はいつ"吉川先輩"と婚約して、一緒に住み始めたの?

ちなみに、“吉川先輩“って呼ばれるのはこの学校に2人だけだよね?


私と、もう一人はラグビー部主将の想定100キロ越えの吉川先輩(男)。

玲音が"婚約"したのはどっちの吉川先輩かな♡」



「根も葉もない噂……かな?

こ、怖いね、女の子の噂ってさ」



声を震わせて怯える玲音にじりじりと近づいていく。