幼なじみの溺愛が危険すぎる。

「りりちゃん、今日のシュートどうだった?!」


部活を終えて、私に両手を伸ばして跳びついてきた玲音をヒョイっと避ける。


「……りりちゃん、冷たい…」



眉を下げてしょんぼりとした玲音を冷たく一瞥。



「だって玲音に近づいたらなにされるかわからないもん……」



そう言ってスタスタと校門に向かって歩きだすと、玲音が慌てて追いかけてきた。


「でも、練習見に来てくれるよね?」



「…もう絶対見に行かないっ」



今日は本気の本気で怒ってるんだからっ!




「だって学校でもちゃんとアピールしておかないとさ♪」



「……誰になんのアピール?

玲音がセクハラ大魔王だっていうアピール?」



「りりちゃんと俺は一線超えてますよっていうアピール…かな?」




「宇宙一必要のないアピールだよね?

そもそも一線超えてないし……  

それより玲音。

ちょっと訊きたいことがあってね?」





にっこりと微笑むと、途端に玲音の笑顔が凍り付いた。