幼なじみの溺愛が危険すぎる。

「じゃ、伊吹くん、これ作って!」


お砂場で遊んでいたしっかりものの春香ちゃんにシャベルを渡されて、

伊吹くんは恥ずかしそうにシャベルを手に取った。



クルクルの栗色の髪の毛をフワフワとさせて

なにかあるとすぐに涙目になって不安そうに私を見上げる伊吹くんに優しく微笑む。



「大丈夫だよ」



それを聞いて、伊吹くんはコクンと小さく頷くと砂場で遊んでいるお友達の輪のなかに入っていった。