幼なじみの溺愛が危険すぎる。

けれど、玲音は固く口を結んだまま話そうとしない。


でも、回し蹴りは訓練された人じゃなければ、あんな風に綺麗にきめることなんて絶対にできない。


視線をそらさずじっと玲音を見つめる。


すると観念したように玲音が口を開いた。




「あー、もうっ!!

こっそり習ってたんだよ、極真空手。

ってか、ずっと隠し通すつもりだったのに…」





「……………へ?
玲音、空手嫌いじゃなかったの?」




唖然として玲音のことを見上げた。





「嫌いなのは空手じゃなくて、りり花にベタベタさわる道場の男たちだよ。

りり花が強い男が好きだって言うから………」





頬をふくらまして目をそらした玲音の顔を覗き込む。