幼なじみの溺愛が危険すぎる。

玲音と肩を並べてバス停へと向かいながら
チラリと玲音の様子を伺う。


「玲音、疲れてる?」


「全然疲れてないよ。

りりちゃんが寄りたいところがあるなら付き合うよ?」


いつもと変わらぬ笑顔を向ける玲音に不自然にならないようにさらりと訊ねる。



「じゃあさ、このままおばさんの病院に寄ってから帰らない?」


手のひらにじわりと汗が浮かぶ。



「うーん…今日はやめとくっ。早く帰って飯食いたいし」


「そっか…」


玲音のお母さんは、難病を患っていて玲音が小さい頃から病院に入院している。


ニコニコと表情を変えずに笑っている玲音をみて、心のなかでため息をついた。


玲音は病院に行きたがらない。