幼なじみの溺愛が危険すぎる。

「………パンツ?」


突然、なんの話??


「あのね、俺のお気に入りのパンツが最近、見当たらないんだよね。

りりちゃんちに泊まった日から」

ん?

最近、玲音が泊まりに来たことなんてあったっけ?


うちでシャワー浴びたときにでも忘れたのかな?


あれこれ考えていると、
グラウンドからこっちを見ているサッカー部の先輩たちの視線を感じた。


「絶対にないとは思うけど、一応見ておく。
それより早く部活に戻った方がいいよ。

先輩たちがこっち見てる」


「わかった!りりちゃん、最後まで見てってねーっ!!」


「はい、はい…」


はぁ…疲れる………


「杉山くん、本当にごめんね?ケガしなかった?」


玲音がグラウンドに戻ったのを確認して、杉山くんに謝る。


すると隣に座っている杉山くんが頬をひきつらせているのに気がついた。


「杉山くん、大丈夫?」


「あのさ……本当にただの幼なじみ?」


「そうだよ?」


腑に落ちない顔をしたまま杉山くんが力なく立ち上がった。


「そ、そっか………じゃ、吉川、また…」


「??」


肩を落として去っていった杉山くんを首を傾げて見送った。