「じゃあさ、りりちゃん。

これからも今まで通り、朝飯ここで食ってから学校に行ってもいい?

夕飯もさ、今まで通り俺に作ってくれる?」



「………え?」



「俺、今言ったこと全部忘れるから、りりちゃんも今俺が言ったこと全部忘れて。

それで、これからもこれまで通りってことにしようよ?」




「………でも」



戸惑う私を押し切るように、玲音は明るい笑顔を私に向けた。



「じゃ、これからも今まで通りってことでよろしくっ!」