幼なじみの溺愛が危険すぎる。

帰りのホームルームが終わると、

エナメルバッグを斜めがけした玲音が私の席までやってきた。


「りりちゃん、今日、部活終わるの待ってて!」


「……どうして?」


「最近調子いいから見に来てよっ」


目を輝かせて嬉しそうにしている玲音を見ていると嫌とは言えなくなる。


「……了解」


「やった!俺、頑張るからちゃんと見ててね!」


「はいはい」


行きたいところ、あったんだけどな。


ご機嫌で部活に向かった玲音の背中を見送りながら小さくため息をついた。