幼なじみの溺愛が危険すぎる。

しばらく沈黙したのち、玲音がゆっくりと口を開いた。



「俺はさ、母さんが入院しててもあんまり淋しいって思ったことはなかった。

小さい頃からずっと入院してるっていうのもあるけど、

りりちゃんがいつも一緒にいてくれたから」



そう言って哀しそうに笑った玲音のことをじっと見つめた。



「ここに引越してくる前はさ、俺、夜間保育園に夜中まで預けられてたんだって。


俺、発達がすごく遅かったらしくて、3歳になってもほとんど話せなくて、あんまり人にも反応しなかったらしい。

だから、どこかに異常があるんじゃないかって思われてたらしい。


俺の母子手帳さ、要観察、要受診、要専門機関への連絡って赤いスタンプがペタペタ押されてるんだよ」


玲音は独り言のようにポツリポツリと話し始めた。