幼なじみの溺愛が危険すぎる。

お茶漬けを食べ終えると、玲音がゆっくりと私に視線を向けた。



「りりちゃん、母さんのために部活入らなかったの?」



じっと見つめてくる玲音の大きな瞳から目をそらした。



「この前も言ったけど、部活に入らなかったのは入りたいと思う部がなかっただけだよ。


おばさんには私が会いたいと思ったから会いにいってただけ。


玲音には関係ない」



そう伝えると玲音が視線を尖らせた。



「関係あるだろ。俺の母さんなんだから…」



「………そう思うなら、これからはもっとおばさんに会いに行ってあげて。


おばさん、玲音に会いたくてたまらないはずなのに、

"玲音を連れてきて"って絶対に言わないんだよ?

おばさん、玲音にすごく引け目を感じてるから…」




おばさんは病院にいくといつも穏やかに笑って私のことを迎えてくれた。


でも、おばさんが本当に会いたかったのは私じゃない。