幼なじみの溺愛が危険すぎる。

「りりちゃん、……ごめんな」


視線を合わせないまま小さな声で謝った玲音に、黙って首を横にふった。


玲音がなにに対して謝っているのかわからないけれど、

玲音がこの数日間をすごく不安な思いで過ごしてきたのが、わかるから……


玲音はきっと自分のことをすごく責めたと思うから…



玲音のためにも、おばさんが無事で本当に良かった。




「なにか、食べる?」



玄関でなすすべもなく立ち尽くしている玲音に声をかけた。



「……いらない」



そう答えた玲音をできることならギュッと抱きしめてあげたかった。



おばさんのお見舞いに行った日の夜は、いつも玲音は食事に手をつけない。


きっとこの数日間、玲音はほとんど食事をとれていないはず。



「お茶漬けならすぐ作れるよ。少しは食べた方がいいよ」




「うん」




「おじさんは?」




「今夜は病院に泊まるって」



「そっか…」



向かい合わせに座って、お茶漬けを黙って食べている玲音をぼんやりと見つめた。


すると、玲音がゆっくりと口を開いた。