幼なじみの溺愛が危険すぎる。

玲音とおじさんが主治医の先生と話している間、集中治療室の前に置かれた長椅子に座って、ひたすらおばさんの無事を願った。


おばさんは絶対に大丈夫…


そればかりを何度も心のなかで繰り返した。



しばらくすると、主治医の先生の説明を聞き終えた玲音が奥の部屋から出てきた。

玲音は下を向いたまま私に向かって歩いてくると、黙って私の隣に座った。


おじさんにも叩かれたのか、玲音は唇の端に血をにじませていた。


おじさんはまだ奥の部屋で主治医の先生と話している。



「いきなり叩いてごめん…
それ、冷やした方がいいかも…」



カバンからハンカチを取り出すと、玲音は黙って首を横に振った。