肩を落として自分の席に戻ると、

沙耶ちゃんがガタンガタンと音を立てて私の前の席に座った。


「あのさ、もう玲音くんのお弁当作らなくていいんじゃない?

最近の玲音くんめちゃくちゃじゃん。

正直、りり花が振り回されてるところを見てるとムカつく。

りり花のこと、なんだと思ってんだろ」



「まぁ、好きでやってきたことだから仕方ないよ。


別に気にしてないし…」



正直こんなことになるとは思わなかったけど。



はぁ……


最近、ため息ばっかりついてるなぁ。