もう一度、恋をしよう。





「お二人さん、朝から仲良いねー!」




笑い続ける大和に私が怒っていると、私達の間から真央がひょこっと顔を出した。




「真央、おはよっ!!」




「おはよ、美桜!
大和くんもおはよう。」




「……おう。」




大和が何だかよそよそしい感じがする。真央と目を合わせようとしないし。


さっきまでの大和とは違い、急に静かになる。


二人の間に流れる微妙な空気感に首を傾げながら、私達は学校へと向かった。




「おー、大和!おはよっ!!」




「はよっ!
…んじゃ、またなっ!!」




学校の下駄箱に着くなり大和は友達の男の子に話しかけられて、その男の子の元へと駆け寄る。