「でも僕、美桜ちゃんに手紙送るから」 …どうして?奏多くん。 昨日だって、いつも通り笑ってたじゃん。 私を悲しませない為に、わざと笑ってくれてたの? ……だとしたら、全然嬉しくないよっ!! 「奏多くん…大事な話ってこの事?」 私は聞きたかった質問を奏多くんにぶつける。 ……お願い。 「違うよ」って言って……!! 「……うん」 私の祈るような気持ちとは裏腹に、奏多くんは静かに頷く。 「……な、んでよ……」 涙が止まらない。 声が震える。 頭の中がぐちゃぐちゃ。