すると、体が宙に浮いた。 「え?」 「保健の先生がバスの中に待機してるから 連れてく。」 と、鬼の子に言った。 鬼の子は 「分かった。じゃあ鬼に戻るわ」 と言ってどこかに行ってしまった。 顔を見るとやっぱり颯太くんだった。 颯太くんを好きすぎて最近は声でも分かる。 「大丈夫か?」 「……ぅ、うん。」 「嘘つけ」 と笑われた。