~side由美~
どこまで来たのかわからない
全くしらない道へ来てしまった
どこへ行こう
考えてもどこにいく場所もなかった
実家に帰ってもどうせ、嫌な目をされていれてくれないだろう
お金もあまりないから、なるべくは使いたくない
...今日は野宿かな...
しょうがないか
そう思って、まわりをみて近くの公園に座った
...尚は今ごろ紗由理さんと仲良くやってるのかな...
まだ、尚のこと考えてる
...バカみたい
「...ッ」
涙が止まらなかった
なんで、私は尚と結婚したのかな
結婚しなければこんな思いにはならなかったのに
なんで、尚は浮気したのかな
それはやっぱり、私に魅力がないからなのかな
考えても考えても尚のことごだらけでもう、嫌になってくる
ガンッ
「...うっ」
誰かに頭を殴られた
「あんたが悪いのよ」
そして、意識がなくなる直前、聞いたことのあるような声が聞こえた
...紗由理さん?...
バタッ