まぁ、しょうがないよね
もう、私は飽きられちゃったみたしだし
知ってるんだよ...
あなたがいつも甘ったるい香りをさせながら帰ってくることを
仕事なのかなって思いたかった
でも、違うって知ってるんだ
だって、前に尚は知らないと思うけど、尚が会社でいない間に家に電話がきたんだ
...尚が浮気してる相手に
たしか名前は《紗由理(さゆり)》さん
だった気がする
『私と尚、今付き合ってるの
邪魔しないで!!
もう、尚あなたには飽きたって言ってたわよ
だから、別れてよ!!』
そう電話で言われた
そのときの私は反論もなんにもできなかった
私の中では
苦しみで悲しみでいっぱいだった
でも、しょうがないとも思った
付き合ってた頃もあまりカレカノらしいこともしてなかった
まぁ、今もなんだけどね
でも、尚から
“結婚しよ”
って、言われたときはすごく嬉しくて
即返事をした
でも、結婚をしてもなにも変わらなかった