心臓がドキドキと尚に聞こえてしまいそうな感じだった
久しぶりに尚と一緒に寝むれる
その思いで一杯だった
尚...
それでも、尚は私に背を向けていた
やっぱり無理させたかな
「...尚、もう寝た?」
「...」
なにも聞こえなかった
寝たんだ
私はそっと起き上がって
チュッ
っと、尚のほっぺにキスをした
そして、
「ごめんなさい
それから、ありがとう」
つまらない女でごめんなさい
それでも、私と結婚してくれてありがとう
私を一度でもいいから好きになってくれてありがとう
こんなふがいない私なんかのそばにいてくれて
本当に...ありがとう
「...お休みなさい」
尚がいるのに涙が止まらなかった
最後だけ...
私は、尚の背中に頬をよせた
温かい
尚に泣いてるの気づかれてないよね
尚、今までありがとう
そう思いながら、眠りについた

